日誌


2020/06/21

令和2年6月隊集会

| by:ボーイスカウト隊リーダ
今年は、雨の当たり年だ。災害が起こらない程度の雨は必要だが、願わくば隊集会の日は晴れて欲しいな・・・・

令和2年6月13日(土)

本格始動の隊集会が始まるぞ、Scout集まれ!
今月のテーマは「Road to the ZOO」でした。どこぞのZOOに行こうかなと思っておりましたが、新型コロナの影響で感染拡大の可能性がある地域への移動は禁止の活動様式のため、県内での活動に変更(ZOOもやっていないし)。
そして、キャンプなどの密を伴うキャンプも禁止のため、日帰り活動になってます。

1日目、まずは集合だ!

唐沢山、北城の予定でしたが、雨のため野外活動センター(調理場)にて開催。

開会式
 
今回は、新入隊員を迎えての初級章取得を目指すプログラム。久々なので、レポートの注意点、ロープの扱い、国旗掲揚のやり方などを実施。
 
 
 
昼食は、雨のためガスコンロにて調理。
今日のメニューは、カレーライス。長期連休中に隊長から出された、テーマの実践です。
 
 
カレースープにならなくてよかった。
 
食後は、明日のハイキングのための基礎知識。
25000分の1の地形図の見方、座標の読み方磁北線について。
シルバコンパスの扱い方。
 

 
コンパスを使ったゲームを、雨が上がった北城にて実施。コンパスが示す「北」を意識しながら角度と進行方向を探し、どちらが先に目的地にたどり着けるか。

閉会式
 
(-ω-;)ウーン、開会式の時のグダグダな国旗掲揚とは違い、ビシッとしたカッコイイ国旗降納でした。
やはり普段からの練習と実践が必要性を感じました。


そして、解散

Scout : 3名
leader : 3名




令和2年6月14日(日)

2日目、今日の集合場所は、東武吉水駅前だ!駅前集合だが、今回は電車は使わない(早く公共交通機関を使って移動させたい)。

今日の活動は、年間テーマ「動物愛護」にもかかわる野生動物見学ツアー(ほんとかよ)。野生動物はコワイゾ・・・
目的地は、旧足尾町の松木渓谷ハイキングです。しかし、天気予報は雨・雨・雨
まずは現地へ移動。手段は指導者の車4台です。BS隊だけでは足りないので、VS隊、RS隊にも手助けをお願いしました。
 
スカウトは、各リーダーの車に分乗し、一路松木渓谷を目指す。
移動ルートは、葛生を抜けて、栃木の星野経由で鹿沼市の粕尾峠を越えて、足尾町に入りました。途中、信号も少なく快適な走行でしたが、粕尾峠は道幅狭く、ヘアピンカーブが多く見通しも厳しい峠でした。

無事に、松木渓谷の入り口、銅親水公園に到着。
 
地図とコンパスを持って(もちろん食料、水筒、雨具等の持ったよ)、いざ出発。
VS隊長も歩く気満々でした(富士山以来と言っていたので大丈夫かな)。

天候は曇り、涼しかった。このまま雨が降らなければいいな・・・。
足をの砂防ダムをから、大きく3つの谷に分かれます。その真ん中の渓谷が、かの「松木渓谷」になります。前回来たときは、10月の雨のハイキング。周辺は冬目前のため、緑はなく枯れすすき等が目立つ荒涼とした雰囲気でしたが、梅雨のこの時期に来ると、緑の多いことに驚かされます。
 
ここからの眺望が、なかなか隊長は好きなのだ。地形図とコンパスで現在地から見える山が何なのか?

答えは「備前楯山」。そう、あの足尾銅山で有名な山だ!そして進むべき方向と地図を見比べて方角をチェック。
  これは備前楯山じゃないよ。
      この写真の真ん中あたりに植樹したよ。
そして、昨年の4月に春の植樹祭で苗木を植えたところがよく見えます。苗木を植えた周辺に、若木が育っているのがよく見えました。隊長、ちょっと嬉しかった。
 
途中、採石場や足尾銅山の遺産(産廃)を横目に見つつ、鹿のフン爆弾をよけながらの進行です。
 
しばらく行くと、広々とした場所に出る。旧松木村跡地だ。植林が進んでいるが、ところどころに、石碑(墓石?)のようなものが見える。今じゃ、鹿の遊び場になっているようです。
 
流石に、渓谷沿いの道には緑は多く、ときどき鹿の鳴き声が響く。そして目の前を横切る(人間が来たので逃げるようです)。
我々は、静かに通り過ぎ、進むと通行止めのバーがおりている。
 
地図で現在地を確認。
 
バーの横を通り抜け、さらに奥に進む。1つ目の砂防ダム。砂防ダムを過ぎると、川底が一気に上がり。先ほどまで眼下に見えていた川面が目の前を流れており、河原が歩けるまでに広い。流れ込む沢を横切り、さらに奥地に進む。(途中、明らかに鹿糞とは違う大き目なペースト状の糞を見かけた、これはもしかして、あれかな・・・・・)
 

 
さらに進むと、かつてここが人間が多額のお金をかけて作った林道であることが分かるガードレールがいたるところに現れる。そして、崖の補強跡。
今回の一番の難所である崩落越えが現れる。人間より大きな石がゴロゴロしてる崩落後を何とか乗り越え、先に進むと、2番目の砂防ダムが現れる。ここが、前回来たハイキングのゴール地点。
 

 

  現在地確認中

しかし、今回はまだ時間に余裕がある。先に進むのです。
 

 
この先も、いくつかの小さな崩落後を目撃しつつ、3つ目の砂防ダム周辺まで来た。この辺りまで来ると。川幅が極端に狭いところがあり、対岸の岩肌が眼前に広がり、威圧感が半端なかった。
 
  のぞき込むScout

 

4つ目の砂防ダムまで来ると、両岸の山肌がゴツゴツした岩肌になってきた。
おして、時計を見ると正午12時になるところ。ここで昼食とし、今回のゴール地点とします。ここまでの所要時間2時間45分くらい。
 
小雨が降る中での、昼食。
 
ここから来た道を戻ります。
 
なぜか、帰るとなるとスカウトたちの足取りが軽くなるのか、歩くペースが速くなる(少しは疲れているはずなのに)。
 

 

  木の下に鹿が3頭

無事に銅親水公園に戻れました。お留守番のRS隊長から、昨晩生まれたばかりのバンビ(小鹿)が、公園内にいたとのこと(足尾学習センターの職員が教えてくれたそうです)。この時期にはよくあることだそうです。
残念ながら、我々が戻ってきたときには、何とか歩けるようにって親鹿と一緒に山に戻っていったそうです。
 
ここで小休止(カップスープで栄養補給)。
 
この時、隊長は思った。(なんかスカウト達の様子が寛いでいる。もしやもう終わったかなと思っているのでは、いやいやここからは、足尾銅山の遺構を見ながら、さらに通洞駅まで歩いてもらうのだよ)
 
そしてscout達はトボトボ歩いていくのだ。
  山腹の黄色い花

サルの軍団現る(RS隊長目撃)。車のクラクションに驚き、逃げていったらしいです。
 

「古河橋」
  定番の写真

「水力発電所跡」
使われていない踏切跡を通過後、わたらせ渓谷鉄道の終着駅「間藤駅」で休憩。
隊長の目論見では、通洞駅まで来れるかなと思ったが、グダグダ歩きのためか、タイムアップで足尾駅が最終ゴールになりました。
 

 
 帰りは、4台の車がそれぞれscoutを乗せて、各々ルートで帰っていきました。
一番早かったのが、高速を利用したRS隊長でした。2番手は、元来た粕尾峠を利用したBS副長。
3番目、BS隊長。LastがVS隊長。
 
無事に閉会式。

Scout : 4名
leader : 3名 、 VS隊1名 、RS隊1名
09:56